マイケル・リン氏の手がけた加賀友禅をイメージした壁画。
花模様が明るい光の差し込む美術館の休憩コーナーの壁一面を埋め尽くし、日中は多くの利用者で賑わっています。
夜になると人もまばらになり、日中とは少し違った趣を楽しむことができます。
色鮮やか。可愛らしい。
ロッキングチェアはSANAAによるもの。同じように柄が描かれています。
ちなみにSANAAとはSejima and Nishizawa and Associates
金沢21世紀美術館の建物の設計者、妹島和世氏と西沢立衛氏による共同設計事務所のこと。
同じく21世紀美術館にあるラビットチェアのデザインも手がけています。
正面の大きなガラスに花柄が映りこんでいるのが分かりますか?
正面から見ると...
合せ鏡のように幾重ものガラスに乱反射していて幻想的。
写り込んでいる自分の影も面白くて何枚もシャッターを切りました。
誰も居ない静粛に包まれた空間。
そんな中で外を照らし続けている様が健気というか愛おしい気持ちになりました。
これ、夜にしか見られない特別な空間です。
一日の終わりにロッキングチェアでユラユラ揺られ、
正面に映し出される壁画を眺めながら、しっとりとした時間を過ごすのも良いですね。
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